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On the Day Project 1st March / RUNIT dome

On the Day Project 1st March / RUNIT dome
a view of RUNIT Dome

2006/12/03

No.21 マジュロに戻って


一週間前にエニウエトクにやって来たのと同じマーシャル航空の同じ飛行機DASH-8と同じCAとで、マジュロに戻った。 そして、次の便までの時間を利用して、ルニット行きでお世話になったニウェトクの自治体事務所へ挨拶と報告に行く。


エニウェトクの自治体事務所では持って行ったノートパソコンで撮影したドームでのデジカメ画像をスライドショウで見せたが、興味深くスクリーンを見つめる彼らを横から観察したが、恐らくこの中の誰も経験していない事を我々は体験したのだろうと思った。 第五福竜丸被曝50年記念バナーとともに記念撮影する。



ホテルにはラグーンに面したコテージがあった。マジュロのラグーン同様に静かな内海である。しかし表面は平らで静かな透明の美しい海だが、近年、生活からの廃棄の増加によって汚染が見られるようになったと話を聞く。

コテージの沖100メートルほどに、30フィート以上あると思われる白いセイリングクルーザーが留まっている。若者たち二人は汚されはじめていると言っても透明なラグーンの海に飛び込み、泳いでその船を訪ね、そして世界を旅する海の男から歓待を受けて帰ってきた。

マジュロ環礁のマジュロ島はマーシャル諸島共和国の首都である。特に大きい訳でないが、この島にはこの国の人口の半分の人々が暮らしている。

島のメインストリートはしっかり舗装された二車線道路。一本道のこの道路が島の幹線だ。この国の総てが、この道路沿いに集まっている。広いアプローチを持つガラス張りのモダンな国会議事堂、国立博物館、図書館、裁判所、教会に併設された学校など、公共の総てがこの道路沿いに並んで建っていた。


博物館と並ぶ図書館を覗くと制服だろうか、同じブルーのポロシャツを着た学生たちが勉強をしていた。中学生のようだ。彼らにバナーを持ってもらい、記念撮影をする。また、快くOKと言ってくれた女性職員にも持ってもらい記念撮影をした。

われわれは徒歩で歩き回ったが、歩行者とすれ違う事が少なかった。この狭い島の中の移動にも、ほとんどが車を使うようだ。もしかして、マーシャル、マジュロは日本以上の車社会なのかも知れない。



車相手に道端で焼肉ランチを売るテントがあった。

ランチを買いオーシャンサイドにランチ場所を探しに歩くが、突然の雨で大きな木陰に雨宿りする。すると近くの家から手招きで軒下に呼んでくれた。



間もなく雨も上がり、強い日差しが戻り、木陰でランチする。子供たちも家から出てきた。

木の根元を見ると太い根がコンクリートを抱きかかえていた。核実験場エニウェトクには見られなかった歴史を見てきた古木だ!。 道路から離れたその奥にマーシャルの生活があった。

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Photo and Text by nnogci