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On the Day Project 1st March / RUNIT dome

On the Day Project 1st March / RUNIT dome
a view of RUNIT Dome

2006/11/08

No.17 On The Day フェードイン


1954年3月1日、ビキニ環礁で史上最大(ヒロシマの1000倍:15Mt)の水爆実験が行われた日。 2004年の3月1日は50年目の「ビキニデイ」だ。
日本でもマーシャルでも記念の行事が計画されているその日に、私たちはルニットドームに登り、夜明けを待った。
東の空が白みはじめる、日の出、第一グリッドに中ハシが向かう。静かにOnTheDay Projectの作品創りがはじまる。

中ハシが持つカメラはマクロレンズを付けたマニュアルの1眼レフ。フォーカスリングはテープでグルグルに巻いて原寸接写に固定され、シャッターも絞りも同様に固定されている。使うフィルムは36枚撮りのネガカラーフィルムで、2台のカメラを交互に使う。 アシストは二人。 1人は前日のチョークの線やテープなど掃除する接写のアシスト。私はカメラのフィルム詰め替えを担当する。
中ハシは全く操作できないこのカメラを持ち、腰を曲げてピントを合わせ、繋がりを見ながら接写をはじめた。 その日の入り口:フェードインを捉えはじめた。

赤道近くの陽は昇るのが早い!。
斜光を受けたドーム表面は滑り止めのような溝が強調されていたが、あっという間に陽は昇り、上からの強い光を受けてコンクリートの色が白く変わる。

日差しは強いがドーム頂上のパノラマでは風も強く心地良い。しかし、それと同時に雲も活動を始め、青い空に替わって黒い雲がやって来たかと思うと、またすぐにどこかに消えて行く。
陽はどんどん高く、強くなるが、まだ始まったばかり。 フェードインして間もないが、もう写っているのはホワイトアウトした画像だろうか・・・!

目まぐるしい生き物のような地球のへその気象の下で、中ハシは接写を続ける。 腰を伸ばし、ひざを曲げ、また腰を曲げながら・・・・

中ハシの後ろには、ラクロス実験でできたクレーター(魚を獲った)Ground ZEROの濃い青が見える。

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Photo and Text by nnogci